河原治プロフィール

税理士を目指すきっかけ

私が高校生で進路を考えているときに
「税理士っていう職業があるよ」と母に教えてもらいました。

「私たちも、おじいちゃんが死んだときに相続で大変やってん。
そのときに税理士の先生に助けてもらったんよ。」

私が小学校3年の時、おじいちゃんが交通事故で死んでしまいました。
おじいちゃんが死んだことも悲しかったけど、
その後、家族に元気が無いことは、理由はわからないけど、
感じ取ることはできました。

いつのまにかみんな元気になっていたけど、そこには税理士が活躍していたんだと思うと、
漠然と、凄いな、良い仕事なんだなと思って、自然と私は税理士を目指していました。

働いていて、大切にしている気持ち

私が事務所に入って2年目、開業の支援をして、
そのまま経理のサポートをしているお客さまとお話をする機会がありました。

私が
「facebookにアップされていたお子様の写真、
見ましたよ。
3人とも可愛いですね。」
と言うと、お客さまから
「ありがとうございます。
最近は子供ともゆっくりする時間が取れています。」
と、言っていただきました。

それを聞いて私は
「そうか、自分が経理のサポートをすることによって、
お客さまに時間の余裕ができて
お子様との時間も増えるんだ。」と気付くことができました。

思えば、私自身もそうでした。
私の祖父が亡くなってから、
母は祖父の会社の経理をしています。

用事があって母のところへ行き、
レシートがたくさん並べられていて、
帳面をつけていて忙しそうにしている母を見ると、
声をかけづらかったことは今でも覚えています。

そんな母の手伝いができるようになりたいと思ったことも思い出しました。

「ただ、お客さまのサポートを漫然とするのではなく、
お客さまの時間を増やして、お客さまの家族との時間が増えてほしい。」
そう思うことができました。

税理士事務所は
お客さまと深い関係になれる職業だと思います。

だからこそ私は、
「お客さまだけではなく、
お客さまの家族を幸せにしたい。」
という気持ちで仕事をしています。

お客さまに喜んでいただいたこと

2014年7月、ニュースを見ると、
京都福知山のパン屋さん、小笠原さんのお店のある商店街で浸水が起きている…

心配で、心配で、電話すると、小笠原さんが出てくれました。

「喜多さん、奇跡的にうちは大丈夫でした。
でも周りのお店が浸水して営業ができなくなっているんです。
それを見るのがもう、いたたまれなくて…。」

「小笠原さん、ご無事で何よりです。無理はなさらないでくださいね。」

 

しかし数日後、そんな状況の中で、
毎月の月次資料をいつもと同じタイミングで送ってくれたんです。

「小笠原さんに、私ができることはないかな…。」
せめてもの気持ちで、試算表にこのようなコメントを書きました。

「今回の災害、とてもこわい思いをされたと思います。
お店そして何よりお二人・お子様が無事で良かったです。
1日でも早く素敵な街並みが戻ることを願っています。」

また、翌月の試算表にはこのように書きました。

「お電話でも話されていた通り、9月になってから客足が戻りつつあるので、
新製品のベーグルにも期待したいですね」

その後のお電話で、
「いつもコメントありがとうございます。励みになります。
街を元気にするためにも、私たちは休まず営業していきたいと思います。」と、強いお言葉をいただきました。

私は河原事務所に来て、税理士事務所にとって
一番大切なことを学ぶことができました。

それは、お客さまに寄り添うことです。

お客さまの状況を考えて、心を込めて、コメントを書く。

お客さまに寄り添うとは、
お客さまに誠実な関心を寄せることです。
そうすることによって、積極的に行動ができるんです!

 

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